以前、ブログに書きましたが、母は統合失調症を患っております。
ずっと、症状に苦しんでいる訳ではなく、調子が良い時期と悪い時の時期を交互に繰り返して、徐々に症状が良くなってきている状況です。
毎日処方された薬を飲むことで、安定して日常生活を送ることが出来ています。
昨年9月頃から症状が悪化して、年末にはだいぶ良くなってきて、そろそろ調子が戻ってくるかな?と思っていました。
しかし、年明けても、完全に調子が良くならずにいたので、父が少し気になっていたら、兄から
「きっと薬飲んでないからだよ。
病院が新しくなったから行けずにいるんだよ。」
との発言。
そして、母に確認してみると、飲んでないとはっきりは言わなかったものの
(飲んでないと父に怒られるため)
母の反応を見て、薬がなくなって飲んでいないのが分かりました。
母が通院していた病院は、以前の場所から少し離れた場所に年明けに移転されたのです。
母は、変化や新しい事が苦手です。
なので、自分から新しい病院に行くのをためらっていたようです。
父から
「明日、病院に行ってこい!
初めての場所で不安だろうから、付き添って欲しい。」
と、頼まれて、母と新しい病院へやって来ました。
以前の病院は、昔ながらの総合病院といった感じで暗く閉鎖的でしたが、新しい病院は明るく開放感があり、とても綺麗でした。
移転祝いの胡蝶蘭が院内の各所に飾られていて、お正月仕様の飾り付けが付いていて素敵でした。
以前は待ち時間が苦痛でしたが、新しい病院では待合所のイスもカフェにあるようなゆったりとしたソファで座り心地も良く、周りの患者さんとの距離も保たれて、長い待ち時間もあまり苦にならず待つことが出来ました。
また、病院全体がデジタル化されていて、とても分かりやすかったです。
高齢者の方には、デジタル化は慣れないかもしれませんが、サポート体制もしっかりとしていました。
母も動揺することなく、新しい病院のシステムを覚えてくれたので、来月からは1人で行けそうです。
母は60代前半。
身体的にはまだ元気なので、介助することはありませんが、これから先いつ介護が必要になってくるか分かりません。
以前、ホームヘルパーをしていた経験がありますが、実際に身内の介護となると心身共に想像以上に大変だと思います。
いつか来る親の介護が少しづつ現実味を帯びてきた今日の出来事でした。