発疹と高熱が続いた4歳息子。
発熱4日目に川崎病と診断されて、総合病院の小児科病棟に入院することになりました。
川崎病とは?
0歳~4歳の乳幼児に発症しやすい全身の血管の炎症で、いまだに原因不明の病気です。
日本赤十字社の小児科医の川崎富作博士が発見した病気なので、川崎病と呼ばれています。
出典:頂いた冊子より画像引用
- 5日以上続く発熱(38度以上)
- 発疹
- 両方の目が赤くなる(両側眼球結膜充血)
- 唇が赤くなったり、苺舌がみられる
- 病気の初期に手足がはれたり、手のひらや足底が赤くなったりする
- 熱が下がってから、手足の指先から皮膚がむける膜様落屑(まくようらくせつ)がある
- 片側の首のリンパ節がはれる
上記のうち、5つ以上の症状が当てはまると川崎病と診断されます。
後遺症として、冠動脈瘤(心臓の冠動脈に瘤が出来ること)があるので、早めに入院して適切な治療を開始することが重要となります。
今回、息子が入院するまでの経過をまとめたいと思います。
発熱1日目|お腹と背中全体に発疹
息子の目の周りにかすかな発疹。
夫は、そんなに目立たないと言われましたが、私は少し気になっていました。
その日の夕方、日中より少し目立つようになり、念の為、上半身をめくってみると、お腹と背中全体に広く発疹が出来てきました。
そして、体もなんだか熱くて、熱を測ってみると38.5度まで上がっていました。
とりあえず、明日朝イチで受診しようと就寝。
寝ている時も、何度か痒みを訴えていました。
発熱2日目|腕や足など体全体に発疹
熱は下がらず、39度超え。
発疹も腕や足など体全体に広がっていました。
朝イチで、かかりつけの小児科を受診。
症状を説明し、溶連菌かもしれないとのことで検査しましたが、結果は陰性でした。
様子を見て、熱が4日以上続くようなら、川崎病の可能性も出てくるとのことで再受診して下さいと言われました。
発熱3日目|熱が40度超える
熱は相変わらず下がらず。。
40度になる時もありました。
お腹と背中の発疹は、少しづつ目立たなくなってきましたが、まだ腕と足にはあり、痒みもあるようで、処方されたクリームを塗ってあげていました。
発熱4日目|血液検査を実施
かかりつけの小児科を再受診。
前回とは違う若い女医さんでした。
前回の診察状況とその後の様子を確認して、アデノウイルスかもしれないとのことで検査。
しかし、こちらも結果は陰性でした。
先生からは、診察中に息子がよく喋っていて元気そうに見てたようで、また様子を見て熱が下がらないようなら受診と言われました。
けれど、息子は口は達者だけど、家ではほとんどぐったりと横になっていると伝えたら、念の為血液検査をすることになりました。
ちゃんと血液検査してハッキリして欲しかったので、粘って良かったです。
そして、息子の大嫌いな注射をギャン泣きしながら頑張ってもらい採血。
再度、診察室に呼ばれ、血液検査の結果を聞きました。
すると、CRP値が基準値の上限0.3のところ、20.4というかなり高い数値が検出されました。
川崎病の疑いが強まり、入院施設のある総合病院へ紹介状を書いてもらい、即入院することになりました。
まずは、入院先の小児科で診察後、入院病棟へ。
夫が息子が心配しないようにと、息子が大好きなホテルに泊まると伝えたら、診察待ちの間、「早くホテル行きたーい!」と連呼( 笑 )
最終的に、病院で泊まるということが分かり、ショックと動揺で最初は泣いていましたが、段々と状況を理解したようで少しづつ落ち着いてきました。
入院先の病院で、色々と検査を受けて、川崎病の特徴である手足の腫れやリンパ節の腫れ、イチゴ舌なども徐々に出てきて、総合的に判断して川崎病と診断されました。
最後に
息子にとって、初めての入院生活。
私も初めての24時間付き添い入院をすることになりました。
次回は、入院生活についてまとめたいと思います。
▼川崎病 入院記録