最近、自分のことを見つける機会があり、深く見ようとしていなかった自分自身と再び向き合いました。
自分と向き合うと本当に辛い。
自分の悪いところばかり溢れてきて泣けてくる。
「逃げたい」
けれど、今まで自分にとって不都合なこと、苦手なことからその都度逃げてきたから、一旦落ち着いても、その時点で問題解決が出来ていないから、また同じような問題にぶつかってしまいます。
夫に相談すると、
「そんなに辛いなら、辞めれば良いよ。」
と言われました。
夫は、転職を繰り返して、そうやって生きてきた人間です。
でも、私と明らかに違うのは、辞めてもすぐに行動に移せるところ。
新しいことへ一歩踏み出す行動力が抜群にあります。
私は頭の中で色々と考え過ぎて、なかなか行動に起こせないタイプなので、夫のそうゆうところが羨ましく思います。
そして、私がネガティブなことを話しても、否定したり責めることなく、フワッと軽い感じで受け入れてくれるので、気持ちが楽になります。
今回、自分自身を見つめ直す作業の中で、改めて自分の苦手なことについて箇条書きでまとめてみました。
- 大多数の集まりが苦手(飲み会・会議・保護者会など)
- 堅苦しい場が苦手
- 3人以上での会話が苦手
- 人前で発表するのが苦手(原稿があれば大丈夫)
- 複数人の中で、自分の話をするのが苦手
- 涙もろくてすぐ泣いてしまう(嬉しいことも悲しいことも)
- 電話をかけるのが苦手(親しい人なら大丈夫)
- 気が強い人が苦手
- 言い方がきつい人が苦手
- 自分の価値観を押し付けてくる人が苦手
- 不特定多数の人の中に数時間いると疲れる
- 相手の顔色を無意識に伺ってしまう
- 嫌なことがあっても、相手の事を悪く言うことに罪悪感を感じ、愚痴を言いづらい
- 要領が悪い
- やることが多過ぎるとプチパニックになる
ざっとあげてみると、こんな感じです。
でも、生きているとそうゆう苦手な場面や人に遭遇するので、その都度なんとか乗り切っています。
家族や心許せる友人がいて、心が休まる居場所があるおかげで、普段は人並みに日常生活は送れていますし、周りからは穏やかな人というイメージを持たれます。
しかし、苦手な場面では、毎回多かれ少なかれ人知れず苦痛を感じてしまいます。
人が当たり前に出来ることに、やたら緊張したり、頭の中でグルグルと考えてしまったり。
相手が機嫌が悪いと、自分の気持ちが滅入ってしまったり。
自分以外の誰かが怒られたり、悪口を言われてるところを遭遇しただけでも、自分が言われた訳ではないのに、ずっと心の奥で残っています。
今まではそうゆう性格なのだと思っていたし、経験値が少ないから場数を踏めば慣れるものだと思っていましたが、30代過ぎても一向に慣れる気がしません。。
HSPという気質と出会う
そんな中、同じはてなブロガーのkokokakuさんのブログを拝読していて、HSP(Highly sensitive person)=敏感すぎる気質という性質があることを初めて知りました。
kokokakuさんは心理カウンセラーであり、息子さんがこの敏感すぎる気質を持っています。
子供の場合は、HSC(Highly Sensitive Child)と呼ぶそうです。
(追記:その後、息子もHSCの気質があることに気付きました。)
最初は、そうゆう気質の子がいるんだと、自分に当てはめることなく読んでいましたが、今回、自分自身を見つめ直した時に、このHSPのことをふっと思い出したのです。
そして、ネットで掲載されていたHSPのチェックシートで自己診断してみることに。
当てはまるところが多々ありました。
また、Twitterで「HSP」と検索して、当事者のツイートを拝見していると、共感するポイントが沢山あり、私ももしかするとそうかも!と思うようになってきました。
HSPは、性格や精神疾患ではなく、生まれもった性質です。
5人に1人はいると言われているそうです。
まだ、世間的には広く浸透していないので、私も最近知ったばかりです。
今までの人生を振り返り、感受性が高く、想像力豊かだった学生時代。
詩や短歌を書いたり、絵を描いたりして夢中になっていました。
大人になり、色んな垢がついてしまったのか想像力は薄くなりましたが、それでもドラマや映画を見てすぐに号泣したり、自分の思いを話すだけで気持ちが高まってしまい、涙が溢れてきてしまいます。
感情が高まるとすぐ泣いてしまうので、自分のことを人に話すのが苦手です。
この年になり、HSPという気質があることを知り、何かと打たれ弱いところがあるのは、その気質のせいなのか!と気付けたことが大きな発見です。
努力が足りないから変われないのではなく、 生まれもった気質なのだと分かったことで少し気持ちが楽になれました。
▼HSPだと気付き、こちらの本を購入しました
人は千差万別の苦悩を抱えている
今回は自分自身のことについて振り返りましたが、ちょうど1年前は息子の言葉の遅れから、発達障がいや自閉症スペクトラムのことについて詳しく知るきっかけとなりました。
また、学生時代からずっと生きづらさを感じながら過ごしてきて、最近になって自閉症スペクトラムと診断された同級生もいます。
現在放送中のドラマ「隣の家族は青く見える」を見て、不妊治療中の夫婦の人には言えない大変さや苦悩、LGBTのカップルの生きづらさを垣間見たり。
ドラマ「きみが心に棲みついた」では、共依存や境界性パーソナリティ障害のことについても知ることが出来たり。
皆、表向きには分からないけれど、それぞれに色んなことを抱えていて、生きづらさを感じながらも、懸命に生きているのだと、学ぶことが多い今日この頃です。
ドラマの中で
『知らないから偏見を思ってしまう。知ることが大事』
だと、気付かされました。
私自身も、相手の何気ない言葉に人一倍傷付いたりするけれど、私自身も今までに相手の辛さに気付かずに傷付けていた事を内省しました。
ブログやTwitterを通して、色んな方の人生や苦悩、考え方を拝見して、少しづつ知っていきたいと思っています。
そして、自分のものさしで相手のことを見て否定しないように、これからも色々と自ら学んでいきたいと思ってます。
この記事を読んで、HSPという敏感すぎる気質があるということを、少しでも知ってもらえると嬉しいです。
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